各種関連情報 > 経営関係 > 投資理論関係 > 投資 > PERとPBR

PERとPBR

作成日:平成24年10月11日

 株価を見るときの指標として代表的なものに、PERとPBRがあります。
 PERとは、現在の株価が利益の何倍あるかを示したもので、株価収益率とも呼ばれます。
 PBRとは、現在の株価が純資産の何倍あるかを示したもので、株価純資産倍率とも呼ばれます。

 PERとPBRはいずれも一株当たりの情報を利用して算出します。
 PERとPBRを算出することにより、株価が割安か割高かを判断する一助となります。


設例

 A社の株価が1,000円であり、一株当たり当期純利益が100円、一株当たり純資産が500円である。

PER=株価÷一株当たり当期純利益
PER=1,000÷100=10倍

 PER10倍は、同額の当期純利益が10年続けば、企業が現在の株価を新たに稼ぎ出すことを示しています。

PBR=株価÷一株当たり純資産
PBR=1,000÷500=2倍

 PBR2倍は、現在の株価が企業の純資産価値の2倍の評価を受けていることを表します。

 では、PER10倍の企業とPER15倍の企業では、どちらの株価が割安と言えるでしょうか。

・PER10倍は、同額の当期純利益が10年続けば、企業が現在の株価を新たに稼ぎ出す
・PER15倍は、同額の当期純利益が15年続けば、企業が現在の株価を新たに稼ぎ出す

 PER10倍の企業の方が少ない年数で現在の株価を新たに稼ぎ出すので、割安です。
 PERが低い企業の方が、当期純利益の額の割に株価が安く放置されているというわけです。

 では、PBR2倍の企業とPER1倍の企業では、どちらの株価が割安と言えるでしょうか。

・PER2倍は、現在の株価が企業の純資産価値の2倍の評価を受けている
・PER1倍は、現在の株価が企業の純資産価値の1倍の評価を受けている

 PBR1倍の企業の方が、企業の純資産価値と同額でしか株価が評価されておらず、割安です。
 PBRが低い企業の方が、純資産の額の割に株価が安く放置されているというわけです。

 よって、PERもPBRも数値が低いほど株価が低い価格に放置されており、指標面では割安と判断できます。
 効率的な市場を前提にすれば、株価が割安で放置されているということは、当期純利益や純資産には現れていない他の要因が存在することになります。

 参考までに平成24年10月11日現在の日経平均PERとPBRは以下の通りです。

日経平均PER:11.53倍
日経平均PBR:0.90倍

 日経平均PBRが1倍を下回っています。
 これは、日経平均に採用されている平均的企業が、企業の純資産価値よりも低い価額でしか株価が評価されていないということを表しています。


※注意※
 作成日現在の法令等に基づいて作成しております。
 各制度の趣旨を分かりやすく解説することを目的に作成しておりますので、細かい論点や改正点を全て網羅しているわけではありません。
 情報をご利用の際には必ず原典等を調べ、各人の責任にてご利用くださいますようにお願い致します。
 なお、トップページのメールフォームからは無料で個別の相談に応じておりますので、ご利用ください。

 →ご相談はこちら