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現金の管理の方法

作成日:平成24年12月15日

 会社の経理の中で最も基本的かつ重要度が高いのは現金の管理です。
 現金の取引は頻繁にあり、細かい金額の取引が多いためミスが生じやすい特徴があります。
 しかし、小さなほころびが大きなほころびにつながることが多いため、月末には1円も誤差が生じないようにしっかりと管理することが必要です。

 現金の取引時に経理は以下のように管理を行います。


(1)伝票の起票

①現金の出金時

 現金の出金時には出金伝票を起票します。


②現金の入金時

 現金の入金時には入金伝票を起票します。


(2)現金出納帳の記帳

 起票した伝票の通りに現金出納帳を記帳します。
 入金金額は入金伝票と、支出金額は出金伝票と一致します。

日付勘定科目摘要入金金額支出金額残高
前月繰越300,000
4/3消耗品費ボールペン315299,685
4/4仮払金出張旅費50,000249,685
4/29荷造運賃宅急便代6,000168,288
4/30普通預金小口現金充当131,712300,000


(3)領収書やレシートの管理

 支払をしたことの証拠となる領収書やレシートは保管することが必要です。
 入金伝票や出金伝票に貼り付けて紐綴じしたり、ファイルに保管したりすると良いです。


(4)定額資金前渡制度(インプレストシステム)

 定額資金前渡制度とは、手元の現金が定期的に一定額になるように補給していく方法です。
 上記の現金出納帳での例では、月末に30万円が残高となるように補給しています。
 あまりに多額の現金を手元に持たないようにすることができるとともに、一定のタイミングで残高を確認することができます。


(5)残高の実査

 月末や事業年度の末日には、必ず現金の残高を実際に数えることが必要です。
 現金を数える際には以下のような金種表を用います。

金種枚数金額
10,00011110,000
5,000525,000
2,00000
1,0002121,000
500157,500
100353,500
5012600
1055550
520100
13838
合計168,288


 月末に現金出納帳に記載された現金残高と金種表で数えた現金残高が合わない場合、可能な限り原因を調べます。
 調べてもどうしてもわからない場合は、現金過不足として雑収入勘定や雑損失勘定で処理します。


①現金が現金出納帳の残高よりも2,100円多い場合
(現金)2,100   (雑収入)2,100


②現金が現金出納帳の残高よりも15,000円少ない場合
(雑損失)15,000 (現金)15,000


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