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シンジケートローン

作成日:平成24年10月7日

 シンジケートローンとは、資金調達をしたい会社が、融資の取りまとめをする銀行(アレンジャー)を窓口として、複数の金融機関(シンジケート団)と借り入れ契約を結ぶ取引です。
 シンジケート団は協調して会社に融資することになります。


会社側のメリット

  1. ひとつの金融機関から借り入れるよりも借入限度額が増えるので、多額の資金調達に向いている
  2. 複数の金融機関と個々に借り入れ契約を結ぶ手間が省ける


会社側のデメリット

  1. 金利以外にもシンジケートローン組成費用を金融機関に払う


シンジケートローンをめぐる最近の動向

案件の小型化

 従来は一件当たりの融資額が数百億円の大型案件のみであったが、最近は最低5億円程度から組成される例がある。
 しかし、中小企業にとっては組成費用の負担が大きい。


アレンジャー責任を認める判決

 アレンジャーは被融資会社のメインバンクであることが多く、他の参加金融機関よりも被融資会社に関する情報を有していることになります。
 アレンジャーは他の参加金融機関に対して、故意又は重過失なく情報提供義務を果たしていたか否かが問題になります。
 被融資会社が債務不履行となり、アレンジャーが他の参加金融機関から損害賠償を求められた裁判では、アレンジャー側の情報提供や判断に過失があったとして、アレンジャー責任を認める判決が出されているようです(名古屋高裁平成23年4月14日)。
 アレンジャーはシンジケートローンの組成に際して手数料収入を得ているとはいえ、アレンジャー責任を認める判決が出たことで、今後のシンジケートローンの組成が慎重になる可能性があるものと思われます。


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